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舳倉島とは

 舳倉島(へぐらじま)、は石川県能登半島の輪島市の北、約50kmの日本海上に位置する、周囲約5km、面積0.55km²、標高12.4mの小島です。(1時間ほどで一周まわれます。)

 

 

 対馬海流(暖流)が流れ込み、年間を通じて比較的温暖な海洋性気候です。輪島市海士町(あままち)に属し、輪島港との間に定期船が毎日1往復運行されています。

 

 舳倉島は絶好の漁場であり、夏(6月から10月)の料金には対岸の輪島市海士町から漁民が移住、海女たちがアワビやサザエのほか、ワカメ、テングサなどの海藻類をとるため海に潜ります。昭和32年に離島対策実施地域の指定を受け、漁港の改修、発電施設、離島航路の開設など基礎的な定住環境が整備され、越冬ができるようになって以来、定住化が進みつつあります。

 

収穫に励む海女 slide0004_image077
海女採れさざえ 海女採りあわび

 

 

 島の中央には標高42.7mの舳倉島灯台があり、以前は海上保安庁の職員が常駐していましたが、2005年から無人化されました。この島は古くから日本海交通の要所であり海士(あま)の拠点でもありました。

 

舳倉島へのアクセス 昭和43年には能登半島指定国定公園に指定され、優れた自然環境と貴重な動植物の保全が図られてきました。特に、日本有数の渡り鳥のオアシスとして知られ、全国からバードをが集まる日本有数の野鳥観察のメッカになっています。これまでに約300種類の野鳥が記録されており、日本でここでしか見られない渡り鳥も多いといわれています。